空き家・ゴミ屋敷 掲載

神奈川県内で空き家の相続問題に役立つ市町村別の情報一覧

今後空き家を相続する予定の方や、ご自宅が空き家になりそうなケースでは事前に相談を行っておくことで良い解決方法が見つかるかもしれません。今回は神奈川県内の方に向けた情報をお伝えします。
海上からのみなとみらい
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空き家の相続問題は、所有するご本人にとっても、そのご家族にとっても頭の痛い問題となりがちです。

政府も空き家問題への解決策を法整備や、行政との連携により積極的に取り組んでいるようです。

新築至上主義や投資対象として不動産が重宝されてきた側面がある一方で、少子高齢化の時代には活用されていない不動産が大きな問題となって表出します。

これまで横浜ベスト遺品整理社では空き家の相続問題についてお伝えしてきました。

しかしその内容には抽象的な部分が含まれていたことは否めません。

そこで今回は、神奈川県内で空き家の相続問題に取り組まれている方に役立つ具体的な情報を一覧でご紹介します。

空き家の相続問題を解決するにあたって考えるべき4つのポイント

具体的な内容をお伝えする前に、空き家の相続問題を解決するために考えておきたい5つのポイントをご紹介いたします。

  • 空き家の管理
    売却や賃貸利用の前に資産価値を下げることのない管理が必要です。
  • 売却
    空き家の売却を成功させるポイント
  • 賃貸利用
    通常の賃貸としてだけではなく、高齢者施設や障がい者施設としてNPOへの貸し出しも考えられるかもしれません。
  • 相続手続き
    相続登記が義務付けられることになりました。成年後見制度の利用などについての検討なども必要かもしれません。
  • お金の問題
    相続税や控除など複雑な仕組みを理解した専門家に協力を仰ぎたいところです。

以上のように、高齢となった方が老人ホームなどへ住み替えたり、終活や生前整理に取り組もうとする場合に考えるべきことは多かったりします。

事実、不動産を持つ方が終活の一環として私たちに生前整理や士業の方のご紹介をご依頼になるケースがとても増加しています。

空き家問題に着手する場合に頼れる専門家とは

自宅の相続や今後について、問題に着手しようと決断したものの、何からはじめて良いのかわからないケースも多いことでしょう。

ここでは、分野別に相談できる専門家をご紹介いたします。

以下でご紹介している情報は必ずしも網羅できているわけではありません。また、ご相談に当たっては、あなたの言葉の言葉にしっかりと耳を傾け、固定観念による仕事を行うことのない信頼できる専門家をあなたご自身の目で選んでいただくことを強くオススメいたします。

空き家問題は誰の問題でもないあなたやあなたのご家族の問題であり、たとえ専門家だからといって、あなたの意思決定に干渉しすぎることがあってはならないからです。

なお、空き家問題について私たち横浜ベスト遺品整理社でも多くの経験を有しております。

必ずしも当社にご依頼いただく必要はございませんので、お困りの方はお気軽にご相談ください。

以下でご紹介する団体の無料相談などについては、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、平素と受付時間の異なる場合があります。事前にHPなどで最新の情報を確認していただくようにお願いいたします。

不動産の登記・訴訟について(司法書士)

不動産登記、商業登記、裁判所提出書類作成、簡裁訴訟の代理、供託、各種契約書作成などの相談は、司法書士会に依頼すると良いでしょう。

電話での問い合わせ先:045-641-1389(月~金の13時~16時)

神奈川県司法書士会HP

不動産の所有者の確認や相続関連の情報について(行政書士)

空き家の所有者や相続人の確認、空き家の利用と活用、相続・遺言書・成年後見制度全般に関する内容を相談できます。

電話での問い合わせ先:045-228-8985(火・水曜日の13時~16時・祝祭日を除く)

神奈川県行政書士会HP

成年後見制度(成年後見センター)

成年後見制度は、認知症などによって判断能力が低下した場合に、財産管理や生活に必要な契約を代理で行い、支援を行う仕組みのことです。

成年後見の相談については、リーガルサポートかながわ(公益社団法人成年後見センター・ リーガルサポート神奈川県支部)に相談するのが窓口として紹介されています。

電話での問い合わせ先:045-663-9180(月・金の15時~17時と水曜日の10時~12時)

リーガルサポートかながわHP

不動産の登記や境界の調査など(土地家屋調査士)

建物の表題・変更・滅失登記、境界の調査・確認は、土地家屋調査士に相談すると良いでしょう。

電話での問い合わせ先:045-312-1177(火・水曜日の13時~16時・祝祭日を除く)

神奈川県土地家屋調査士会HP

不動産に関する資産運用や資金計画など(ファイナンシャル・プランナー)

建物の表題・変更・滅失登記、境界の調査・確認は、土地家屋調査士に相談すると良いでしょう。

電話での問い合わせ先:045-894-5582(8時〜20時)

かながわFP生活相談センターHP

不動産取引や不動産の賃貸利用など(宅地建物取引士)

宅地建物取引士は高額な不動産取引についての重要事項の説明などが行える国家資格者。

さまざまな不動産取引相談を行うことができます。

電話での問い合わせ先:045-894-5582(平日10時〜16時・電話による相談時間は15分以内)

不動産中央無料相談所HP

(公益社団法人神奈川県宅地建物取引業協会)

以上が空き家(不動産)に関して相談できる窓口の一覧です。

いずれかひとつに相談することで、空き家に関する問題すべてが解決できるわけではありません。

そのため、依頼する目的によって士業の方の専門領域を組み合わせて解決に向けて取り組むようなイメージです。

我が家が空き家になる前に終活で考えておきたい6つのこと

空き家バンクの活用も視野に。

ご自宅が空き家になってしまう可能性が高い場合、空き家バンクを活用するという選択肢も検討しておかれた方が良いかもしれません。

空き家問題の解決策にはさまざまな方法が存在します。この空き家バンクは不動産の売却や賃貸利用をお考えの方にとって有力な選択肢のひとつとなるかもしれません。

空き家バンクとは、空き家を売りたい人や貸したい人から情報を集め、各市町村へ定住したい人に紹介するマッチング制度のようなものです。

空き家の物件情報を地方自治体や公共団体のホームページで紹介する仕組みが構築されました。

制度自体は以前から存在していたものの、空き家の所有者にとっては有効活用することができ、市町村としては定住促進を行うことができる制度として近年注目されており、民間のサービス企業でも「空き家バンク」という用語が見られるようになってきました。

神奈川県内の地方自治体の空き家バンク関連情報

具体的に、神奈川県内の市町村で空き家バンクや空き家制度に取り組んでいる自治体の情報を以下にまとめてお知らせします。

くわしい説明は各々の市町村窓口でご相談いただくと良いでしょう。

必ずしも空き家バンクがあなたの最適解になるわけではありませんが、市町村が提供する情報という点で一定の安心感はあります。

他の物件情報も紹介されているので、一読しておくと参考になる情報が掴めるかもしれません。

市町村名空き家バンクのページHPへのリンク
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まとめ

今回は、空き家の相続問題に取り組まれている方に役立つ相談先と、空き家バンクの利用について神奈川県内の情報を中心にお伝えしました。

終活に取り組み始めてから、初期の段階で懸念事項となるご自宅の処遇について、今回ご紹介した情報も参考にしながら、熟考されると良いのではないでしょうか。

私たち横浜ベスト遺品整理社に生前整理をご依頼いただくケースでは、分譲マンションや戸建てのお客様から空き家になるリスクを考慮したご自宅の今後についてご相談をいただくことがございます。

最近は一次情報をインターネットで手軽に収集できる時代となりました。

一方で、知識だけではなく経験に根ざした方法論が望まれていると感じることもしばしばございます。

あなたが終活やご家族のために不動産の今後についてお考えの際には、ぜひご自身で情報収集などをされ、業者などに丸投げすることなく、熟考することが最善の結果を得るためにはとても重要です。

今回ご紹介した内容が、お困りの方への一助となれば幸いです。

最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。