遺品整理ってなんだかわからない。メディアで遺品整理が大きく取り上げられることが増えた昨今では、そうしたお声をいただくことが増えてまいりました。
忙しい方、ざっと遺品整理について把握されたい方のために、短くまとめました。
遺品整理とは
遺品整理という言葉は、孤独死や特殊清掃などといった凄惨な現場と結びつける方が多いようですが、実際は異なります。
遺品整理は、あくまでも「実家の整理」であり、「お家のお片づけ」全般の業務を言います。
また、「遺品」とは、形見の品だけでなく、対象の物件にある動産物(モノ)全てをさして「遺品」と表現します。
遺品整理士について
遺品整理士は、国家資格ではなく、民間資格です。
北海道千歳市にある一般社団法人遺品整理士認定協会の講座を受講し、認定試験に合格することで資格が与えられます。
ご遺族と関係機関や行政と協力し、円滑に実家の整理を行うことを目的にしています。
遺品整理士認定協会によると、登録企業は、2019年1月現在で863社です。
遺品整理の背景と現状
遺族がいない、実家が遠方にあるために自分で実家の片付けができない、といったライフスタイルの変化に伴い、部屋の片付け自体を業者に依頼するというケースが多くなりました。
遺品整理士が民間資格であるということもあり、サービスレベルが統一されていないことがトラブルの原因となり、消費者生活センターへのトラブル報告は、2017年で105件に登ります。
5W1Hでわかる遺品整理
いつ遺品整理するのか
事前に相続が完了し、お客様が実家の整理を決断された時です。
相続が完了しないままの遺品整理は出来ません。
賃貸の物件については、賃料もかかるため早めにオススメしています。
退去期限が明確に定められていない家については、1年以上のお客様が多いように感じます。(稀に5年程度経過している物件もございます)
遺品整理関連の書籍には、「49日を目安に」などと書いてありますが、そんなに早く動くことができるわけがありません。
あくまでもお客様が決断すべき時に、依頼すべきでしょう。
https://www.bestworkers.jp/ihin-seiri/when-to-start/
どこの遺品整理をするのか
8割以上の遺品整理が、故人が住んでおられた物件です。
他に同居を開始するので、親子双方の家を整理するといったようにご実家でないケースもございます。
誰が依頼するのか
多くは、親族です。横浜ベスト遺品整理社の場合には、子供あるいは兄弟からの依頼が6割程度です。不動産業者や当局から要請がある場合は少数です。
誰に対して依頼するのか
遺品整理士が在籍する遺品整理専門の企業に対して依頼するのが良いでしょう。
遺品整理は、街の不用品回収業社なども「遺品整理」と営業していますが、遺品整理士が在籍していない場合もあります。
民間資格とはいえ、遺品整理の講座、試験は非常に練られたもので、プロの知識を獲得する足がかりとしては不可欠です。プラスアルファで、地域の風習や土地勘がある企業の方が、話しやすいかもしれません。
インターネットの一括見積もりシステムは手軽な部分もありますが、実際には、受注業社の下請けが見積もりや実作業を行う場合もあります。専任の担当者がいるのかどうか、また、別業者を使うことはないのかは最低限確認しておくと良いでしょう。
何を整理するのか
動産物全て、遺品として扱います。
依頼のほとんどは、ご自宅、ご実家です。持ち家、賃貸などケースは様々ですが、基本的に全ての物品を処理します。
なぜ遺品整理するのか
遺品整理の理由は、千差万別です。
主な理由は、
- ご実家が賃貸物件のため、ご両親がなくなって数年経過したから
- 気持ちの整理がついたから
- 老人ホームなどの施設入所が決定したので、生前に整理をしたい
といった傾向です。
持ち家の場合には、落ち着いて一区切りつける意味も込めて、とおっしゃるお客様もいらっしゃいます。あくまでもお客様のお気持ちで決めるべき問題です。
どのように遺品整理が行われるのか
見積もり→ご遺品の分別→ご遺品の査定→搬出・リサイクルの流れで作業が進みます。
見積もりについては、業者の応対品質も確認できるので、最低3社の相見積もりを取っておくと良いでしょう。
どのくらいの金額が必要なのか
数万円〜数十万円程度と開きがあります。
金額は、物量、玄関からトラックまでの距離、仕分けにかかる時間、買取・リサイクル品などの有無で決まっていきます。
横浜ベスト遺品整理社の基本料金は、料金案内や、参考事例をご覧ください。